ドーンッッッ!!
コホン。
空気を読まないアイユに軽い咳払いをすると、『あのですねっ』とルナが苦笑いを浮かべながら挙手をした。
「…やっぱり、デブラの考えも必要なんじゃないかと思うんです。
彼女の生みの親はデブラしか居ないのですし…、私もデブラとガンノードに聞きたい事がいっぱいあるんです。
それを踏まえた上で、星の民皆で処分を決定してはいかがでしょうか!」
「…良いんじゃない?」
話を聞いていないと思っていたアイユが真っ先に賛成する。
「…ブラスカさん達はどうでしょう…?」
ルナに答えを促された二人は、顔を見合わせた後に
「いんじゃね?なぁ」
「…はいぃ!」
そう言って、どこか満足そうな顔で笑っていた。
パンパン!
「じゃ、決定だね。色々やらなきゃならない事があるから、一旦後者から出よう。
ここも直さなくちゃ」
空澄が手を叩いて、この場をまとめる。指示に従って校舎から出た後、
ガンノード・ブラスカ・カナタ の三人は、校舎の修繕にまわり、光夜さんは天界への報告があるからと先に帰って行ってしまった。
…きっと光夜さんにはもう会う事も無いだろう。一言くらい、別れを言えば良かった。