ドーンッッッ!!
「タイヨウ…」
隣に座る彼女が、小刻みに身体を震わせながら
俺の服を掴んでくる。
「ダイジョーブ。…俺が、何とかしてみるから」
そうは言ったものの、何をどうすればいいかなんて思いついても居ない。
俺は男らしく
彼女の不安を取り除きたかったのだ。
それに…いざとなれば彼女には『魔法』がある。
今はそれを使うだけの余裕が無いだけであって。
大丈夫。君なら………ルナなら、出来るさ。
大丈夫。
大丈夫。
だい…
ギジッ ギジッ ギジッ ギジッ
ぎぃ ぎぃ ギジッ ギジッ
ぎ…ぎ… ぎぃ…
ギジギジギジギジギジギジギジギジギジギッ…
『見ツケタ』