ドーンッッッ!!
「……ガンノードの行方を私達は必死で探しましたが、
色々な星に降りてはまたすぐに行方をくらまして…
見失いかけた時に、やっとガンノードが降りたと思われる痕跡を見つけました。
それがここ、地球です」
「地球に…?その、ガン…なんとかっていうヤツが?」
俺の問いに、コクリと頷くルナ。
…本当は、信じれない。いや…信じたくない。
そんな話はブラウン管の中だけでやってて欲しいもんだ。
でも。
こんな、部屋まで変えちまう奴に出会ってしまったのだから
見てしまったものを否定できる様な頭脳は生憎持ち合わせていない。
「…続けます。
ガンノードが、何故ここに来たのか。
何故転移する事無く居続けるのか。…と言ってもまだ一日も経っていませんが。
今までなら数分と経たずに移動し続けてきたガンノードの、ここに居続ける意味を私は知りたいのです。
…っていうか、いい加減疲れたって言うか…観光とかしたいし。
とにかく。
その行動の意味を知るまでは帰りません。いえ…帰れません!」
「おい、お前。説明の間に挟まれた私情を俺が聞き逃したと思ってんのか?」
俺の指摘にピクリと身体が動いたが…まあ、それはどうでもいい。