ドーンッッッ!!




「ちょっと待て。お前、何を言っている!?」


速足で来た道を戻り、浮かれ顔のルナを座らせた。


「何故クラスメイト?ってか、地球人でも無いくせに…どうやって高校に入れるって言うんだ!?」




「えっとぉー。ガンノードは暫くこの星に潜伏すると思うしぃー。

私一人じゃ道とか心配だしー。

って言うか、地球のここ日本の学生は可愛い制服を着ることで有名じゃないですかぁ。


だから、観光も兼ねて私も女子高生になればタイヨウと一緒に居られてチョベリグッて感じぃー。


それにガンノードがタイヨウの学校の近くにいる事は昨日確認済みだしー」




何だ、その一昔前の用語は!!何時の日本の女子高生を模している!!?


いや、それよりも だ。



「…ガンノードの気配が俺の高校の辺りから感じられるッて…どういう事だ?」



彼女は、眉をひそめながら


「…実は、ここに来る前。

私が地球に降り立ったのは、丁度タイヨウの学校のプールでした。


私達の転移能力は、ターゲットがいる場所の程近くに来る事が出来るのです。


そのまま追いかけて捕らえることも考えたのですが…


実は、ですね…。その…


魔力が、残り僅かでして。あ、でも安心して下さい!!十分な睡眠と栄養のある食事、
そしてストレスさえ軽減できればすぐに…」



「……お前、その少ない魔力を俺の部屋の改造に使用したと言うのか?」



「え…。だって、住みにくいと思って…」



バカだ。絶対バカだ、コイツ!!


少しでも温存しておくという考えは無かったのか、魔女っ子よ!!


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