ドーンッッッ!!

触手








「実はこの時間で何らかの作戦を練ろうかと思い立ったのですが。

タイヨウに友達ができた事は唯一の誤算でした」



おい貴様。俺に一生友達ができないと思いこんでいた事が誤算なんじゃ?



「あ、もしかして。太陽を同居人に選んだのはそれがあったから?

誰とも関わりを持たない人間で、しかもガンノードが居そうな場所の生徒だったから…?」



空澄が俺も疑問に思わなかった事を聞き出してくれる。


それは俺も聞きたいな。何故数ある人類の中でも俺を選んだのか。



「……そう…ですね。それもあります」



何故か言葉を濁すルナ。


「それって、言えない事…ですか?」


空澄よ、こんな奴に敬語を使う必要はないが もっとつっこんで聞いてくれ!!


何故俺が被害者にならなければならなかったか その理由を!!



「…アスムさん、私なんかに敬語は要りません。年齢は貴方達の遥か先を行く私ですが

見た目と外見は高校生となんら変わりのない姿をしているのですから。



そして、その質問ですが。


言えない事というべきか、言いたくない事と言うべきか。


どちらともつかないのですが、お話ししたくありません…。



ダメ…でしょうか…?」




おい、一体何なんだ?その理由って奴は!!


「あ、いえ…。良いんです。僕にとっては知らなくても差し支えないお話のようですから。

…と、敬語は無しでしたっけ。


じゃあ、ルナ…って呼んでいいかな」



「はいっ!!嬉しいです!」



あのー…もしもし?



当事者がこんなにも存在感の薄いキャラになり下がってしまったのは何故だ?



って言うか、理由が知りたかったよ、俺は!!



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