ドーンッッッ!!
完全に俺の存在を無視した状態で
二人はのほほんと笑っていたのだった。
この後、そろそろ授業が終わる時間だから と言って
重要な問題の核心に触れず、お互いを呼び捨てで呼び合う事に決めていた奴ら。
おい、本当にこんなことしてていいのか?
こんなバカみたいな事やってる隙にガンノードが暴れ出すんじゃないか?
そう言ってみたものの
「だぁ~いじょうぶですよぅ!もし何かをする気なら、とっくに暴れている筈ですから。
それに、ガンノードにだって知性と理性くらいはある筈です。
こんな場所で暴れるなんて事、多分ない…と思います。確信は出来ないけど」
ヤツの目的すら分かっていないのによくもまあそんな事が言えたもんだ。
ホント、お気楽な人種なんだな、こいつって。