ドーンッッッ!!
そうこうしてる間に授業時間は終わり
その後も何もせずに一日を終えた。
何かした、と言えば 空澄と連絡先を交換した位で。
ビンボーな俺にだってケータイくらいはある。…3年位機種変してないけども。
家に帰って来てすぐ溜めた風呂に向かう。
左腕から順に洗い流し、熱めのお湯に浸かった。
銭湯大好き江戸っ子爺さんさながらの『あ゛ーーーッ!!』を発し、その幸せな時間を満喫していると…
ダダダダダダダ…
バーーーーン!!!!!
「タイヨウタイヨウ!!」
「だーーっ!!風呂場に入ってくんじゃねーよ!!」
ものすんごい勢いで俺の幸せな時間をぶち壊す輩が現れた!!
「だってだって!震えながら怪しい光を発してるんですよ、このけーたいとやら!!」
「分かったから!そこの脱衣所に置いてけ!そして去れ!!」
「はぁ~い…」
不安げな目でその場を去るルナ。初めて見るもんだからって、こんな所まで来ないで欲しい。
浴槽に居なかったらケータイよりも驚くモンを見る羽目になっただろう。はは…