ドーンッッッ!!



「ふぁ~い」


気のない返事だったが、まぁいい。


ところで


「アイユとやら。お前、その襤褸切れの下はまともな服を着てるんだろうな?」


スナ○キンじゃあるまいし…。ハーモニカでも吹きそうな勢いだ。



「……下……」



アイユはチラリと布の中を確認し、首を横に振った。


「…こちら側での“まとも”とは言い難いかもしれない…。……確認する?」



まさか、ルナみたく魔女っ子スタイルではなかろうか。



「確認してやるから、その襤褸切れを剥いでくれ」



そう言うと、彼女はコクリと頷き、ゆっくりと布を剥ぎ取って……

はらり と最後の一枚が床に落ちる。


その瞬間、

「だぼっ!!!!!」


俺は噴水の如く鼻から血液を噴出して尻もちをついたのだった。




「……やっぱり、おかしい?」



「し…しっ…下着姿なら最初に言ってくれ!!」



見てしまった…!!初めての女の子の下着姿を…!!!


意外に胸がデカ……いやいや。



「とにかく、ルナに何か着させてもらえ。明日は土曜だし、アイユに合う服を買いに行こう」


「……わかった」


「タイヨウは妄想族って奴なんです。きっとアイユちゃんの下着の中まで想像してるに違いありません!!

早く着替えに行きましょうっ」


「………ヘンタイ?」



「貴様ら。陰口は俺の居ない所でやってくれ」


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