ドーンッッッ!!





……と、まぁ そんなこんなでその日は早めに就寝し



翌朝起きて直ぐにおやつは幾らだと騒ぎたてる水色の異星人を罵倒しながら


やっとこさモルキュー前に着いた…のだが。



「ふわぁ~!!何ですかここ!!人がゴミのようですッ!!」


「……貴様。その口を閉じろ!!」



ただでさえこの人ゴミ…いやいや、人混み。それに加えて幼稚園児よりも騒がしい女に何を考えているか分からん美少女。因みに二人ともスウェットだ。

こいつらに取扱説明書がついてれば良いのに…!!

そして…


「ごっめーーーん!遅くなっちゃった。でもそんなに待って無いでしょ?10分位だもんねぇ」


「お前は時計が読めないらしいな。よし、教えてやる。

いいか?短い針が10、長い針が12の文字盤にある時が10時だ。それで?今は一体幾つを指している?」

「じ…っ11時5分…あっ…ちょ…近い…近いよ!!僕そんなに近視じゃ……ちょっ!

刺さる!!目に腕時計が刺さるっ!!!」



幾ら温厚な俺様でも怒りが抑えきれるか分からん所に来るからだバカ野郎。



やめてと連呼する空澄を見て一種の快感を感じて居た時



ツンツンと服を引っ張られ、振り向くとアイユが無表情のまま立っていた。



「……行こう」


「……お…おう…」



戸惑いながらも返事を返すと、すぐに店内へ向かって歩き出して行った。



「待って下さい~!!」



ルナさえも置いて行くなんて…。顔には出さないが、多分相当楽しみだったんだろう。


何だか不器用なアイユが可愛く思えて来た。



「……ね…。そろそろ僕の顔に押しつけている物を引っこめてくれないだろうか」


「さて。行くぞ」


「え、コメントなし?放置プレイ?

全っっっ然もえないんですけど。構ってくんないと泣いちゃうし」






ああ、呼ぶんじゃなかった。超メンドクサイ!!




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