ドーンッッッ!!
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「はぁ…。また心労が増えるなぁ」
大きくため息を吐く俺の後ろには、制服姿のルナと、清楚なワンピース姿のアイユが、ウキウキと歩く姿があった。
「アイユちゃんも同じクラスにしておきますからねッ」
「……ありがとう」
…でもまぁ、可愛い女子が増えるという事は、我がクラスに活気をもたらす良い事だ。
そんなにクラスに対して愛があるわけではないのだが、男として言わせてもらえば
可愛い女子なら幾らでもどんと来い!!
な気分である。
「そう言えば、何でアイユは制服着ないんだ?私服だと大変じゃないか?そんなに服持ってないだろ」
…まぁ、最後のセリフは心にもなかったのだが。正直な話、アイユの制服姿を見てみたかっただけだ。ええ、否定はしません変態です。というか、制服フェチです。
だが、そんな夢も、あっけなく崩れ去ってしまう一言が。
「………オシャレ…していたいから……。この制服…センス悪い…」
そうでしょうかーーー!?俺的には全っっ然アリなんですけど!?
紺色のプリーツスカートに、紺色のネクタイ!!
男の夢であるセーラー服程ではないが、結構な王道だと俺は思うんですが…
「お気に召しませんか…。ならば、良いのです…」
きっと可愛いだろうに…。勿体ない。
妄想の中だけに留めておく事に致します。