パイの実畑でつかまえて
黙って受け取ると






吉高は小さく笑った









「仕事もどんなよ。客が来たらうるさいよ」




「わかった」




吉高はシュシュをほどいて





長い髪をふりまくと







駆け足て店に戻った










店に入る前に





吉高は手をふる

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