短編集 cafe an
b,
雪が辺りを白く染め始め
客は全く来ず
相変わらず
静な店内
ディナーメニューの下ごしらえをしていると
カランッ♪
ドアのカウベルが静かに響く
「おはよーざいます。」
低く響く声
カーキのモッズコートにタイとなジーンズ
細い体にモジャモジャのくせ毛
「おはよう。楢崎くん。」
夜のバイト学生
楢崎くん
彼は調理の専門学校生
将来はカフェを持ちたいらしい
手先は器用だし
ラテもカプチーノもほとんどのドリンクを作れる
着替えた楢崎くんがカウンターに入る
ワイシャツにサロン
毎回思う
よく似合ってる…
「尚子(しょうこ)さん。」
彼は私を名前で呼ぶ
他のバイトさんは「店長」なのに…
「楢崎くん。名前じゃなくて、店長って読んでください。」
いつも注意するのに
「はい。尚子さん。」
意味無し…
はぁー…
店長として威厳無いかなぁ…
客は全く来ず
相変わらず
静な店内
ディナーメニューの下ごしらえをしていると
カランッ♪
ドアのカウベルが静かに響く
「おはよーざいます。」
低く響く声
カーキのモッズコートにタイとなジーンズ
細い体にモジャモジャのくせ毛
「おはよう。楢崎くん。」
夜のバイト学生
楢崎くん
彼は調理の専門学校生
将来はカフェを持ちたいらしい
手先は器用だし
ラテもカプチーノもほとんどのドリンクを作れる
着替えた楢崎くんがカウンターに入る
ワイシャツにサロン
毎回思う
よく似合ってる…
「尚子(しょうこ)さん。」
彼は私を名前で呼ぶ
他のバイトさんは「店長」なのに…
「楢崎くん。名前じゃなくて、店長って読んでください。」
いつも注意するのに
「はい。尚子さん。」
意味無し…
はぁー…
店長として威厳無いかなぁ…