短編集 cafe an

a,

大きな白い綿菓子が暗い空から落ちてくる



足早にすれ違う人たち



私は店の前の看板を
ランチからディナーに替えた



「寒っ。
…積もるかなぁ…?」


刺すような寒さが
薄いワイシャツ越しに伝わって身体が震える



見上げた空は白い水玉模様…
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