わたしと天使と彼
「まってくれ」
瀬戸君が呼び止める
そのとき時が止まったようだった
さっきまで勝ち誇っていた須原たちがおどろいている
がしかし
「みゆ あたしたち警戒したはずだけど」
ぎりぎりまたじゃまがはいる
「もうじゃしないでくれ
俺みゆと話したいだけなんだ
わるいがあっちいっててもらえないか」
はじめてみた光景だった瀬戸君が須原たちを避けた
ものすごいくやしい顔で彼女たちのほうが去っていった
「・・・・で話って何だ みゆ」
また微笑むゆみ
「友達になってほしいいの」
「・・・・うん」
ほほを染めながら答える瀬戸君
そこで都合よくチャイムがなる
そして2人は去った