わたしと天使と彼
街を見下ろす翼
今日は楽しみにしてた瀬戸君と初デートの日
なのになんであんたがしたくしてるし
あいからわず楽しみにしてるのがゆみのほうで
たしかにゆみが誘った日なので
今日もこいつに1日かしてしまう
「でなんか私服がいいのないけど」
「ないよ制服、ジャージでなんとかなるし」
「これなんていいかも」
「げっこれ お母さんのバブル時代のものだよ」
「こうやってアレンジしてと」
ゆみがアレンジをくわえると
まるでドレスのような私服になる
まるで新テーマを発表した雑誌モデルのよう
ゆみの魅力を引き立てた
もちろん古臭さがまるでない
「あんた天才」
「今日はたのしみだよ デートてどんなものだか」
そんなたのしそうな雰囲気でさすがにわたしに代われとはいわなかった