わたしと天使と彼
ぱっと見た目は思ったよりきたない
漫画は積み重ねてるし
服はそこらへんに脱ぎっぱなしだし
まあでも平凡といえば平凡かなと思った
勉強机が2つあるのにきがついた
「瀬戸君兄弟いるの」
「兄貴二人いたよ どっちも今は別居中」
「へえ~」
「ここにいてもしょうがないから散歩するか」
そういいながらいつまにかいつもの髪型に直したかれがいった
「うん」
家に出ると彼の母親に会った
見た目は瀬戸君の服装とさほど変わらないTシャツにGパンとても背が高く美人なひとだった髪型はポニテールだった
「あつしもうでかけるの」
「ああ」
「あの子いつもの子とちがうね 彼女?」
「そうだけど そんじゃあ出かけるから」
そっけない態度だった
この頃の男子ならそんなのかもしれない
ここは黙ってるのもなんなし会話してみた
「瀬戸君趣味は」
「え?この頃とくにやってるのもないしゲームもこの頃やらないしテレビみてるだけかなみゆこそ趣味あるのかよ」
「ごめんないや」
定番と思って聞いたが失敗
「好きな食べ物は」
「肉じゃがかな みゆ料理とくいなのか今度作ってみて」
「ごめんあんま得意じゃない」
この会話も失敗だった
あまりなおそまつな会話で瀬戸君とだまって歩いただけだった