わたしと天使と彼



とてもながい時間無言のまま二人はそこにいた




彼女はつかれ樹に腰掛けた




かれもやがて腰掛けた




彼女は彼の肩に寄りかかった



しずかに雨の音が聞こえる



彼女はつかれ目をつぶり



暗闇となった



そして



唇になにか感覚を感じした




そのときわたしは敗北感を味わった







キスは一瞬だった














< 48 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop