わたしと天使と彼
「瀬戸君待った」
まずい・・あの女たちだ
「このこだれ」
「しってるみゆじゃんあんたなんで瀬戸君と話してるの」
「みゆが告白からにげてきたんだと」
わらいながら瀬戸君が話す
「お似合いじゃんたしかあのぶ男」
「武井ね」
「人間吊り合ってるのとつきあうべきよ」
「たとえば瀬戸君とわたしとかね」
「自分の顔を鏡で見てみろ」
「わるいけどあなたとわたしたちじゃあ段差ちがうのわかるよね」
「おまえらいいすぎだ」
瀬戸君が叱るようにいってくれてありがたいが
もう
もう前が見えなくて
その場からも走り出した。
武井の存在を見てしまった
いまあいつの顔も見たくなかったのに
くやしくって
もう泣きそうで家まで帰って