白クマは1人じゃない

サヨウナラなんて言わないで…

「う゛っ」


爆音とともに、アレックスの体に激痛が走った、と同時に地面に倒れこんだ。

すかさずツキノワグマがアレックスのもとへかけよる…

『あっ!!!』

ツキノワグマそこで悲しくも辛い現実を目にした。


『アッ…アレッ…クス…どうして…!?』


なんと彼の体には銃弾が当たっていたのだ…多分流れ弾だろう…。

その音でクマたちが集まってきた…


「サヨウナラなんて言わないで…絶対いつか又あえるから…」


『サラ…離れなさい…』周りのクマが言う。

(あぁ…サラっていう名前なんだ…)


『必ず…又…』

サラはそう言うと森の中に何度も振り向き消えていった…。
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