友情☆ロマン
「うううっっ?」
私は頭の痛みと共に目を覚ました。
「ここは・・・?」
辺りを見回すと、そこは保健室の様だ。

あれは、夢?  だよね・・・。
なんとなく思いだしたせいか、
あのときの傷が痛む。


その時、ガラっとドアの開く音がした。
見てみると、美春であった。
私は何故かわからずに寝たふりをした。

すると、美春がこっちへ向かってきた。
私は、ドキっ、ドキっ、胸の鼓動が止まらなかった。
理由は、怖い、たった、それだけ。
どうしよう、それだけが私の頭をよぎる。
・・・・・。??
どうしてココまで気にするか??   
だってさっき男子が言っていた、
「おまえ、櫻木をイジメたんだって?」
そう、これだけ。
もちろんしてない、そう、一言述べればいいのに、私は心が狭いせいか、無理。

どき、ドキ、doki・・・。
鼓動が鳴り響く。


「奏、」
美春の声がする。
怖い、怖い、怖い。
なんで、美春には「怖い」という感情しか浮かばないの??

「・・・。さっきは、楽しかったよ。これからも、ヨロシクネ。」


それは、怖く恐ろしい、すさまじい声であった。




私は、もう戦わないといけないようだ。



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