呪いの家

翌日も雨は降り続いていた。




空は薄暗い雲で厚く覆われていて時々雷が光る。





そんな中、父は不動産屋へと向かっていった。




「孝子、ちょっとお砂糖が無いから買いに行くけど一人で大丈夫?」





「うん、平気。行ってらっしゃい。」






昨晩の事もあってか母は心配そうに家を出た。





母には強がって大丈夫だと言ったが実際は怖い。





まるで誰かに見られている気がする。












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