呪いの家
それから
あの後、私たち家族はまるで夜逃げをするかの様にその家をでた。
何でも、昔ここに住んでいた夫婦が些細な事で口論になり夫が誤って妻を井戸に落として殺してしまったらしい。
そしてその夫も妻の後を追い、私が使っていたあの古い暖炉のある部屋で首吊りをして亡くなっていたそうだ。
あれから30年経った。
あの家は取り壊され駐車場になったと風の便りで私の耳に届いた・・・。
~fin~