人差し指を唇にあてて…

「ところであの案は採用になったの?」


私は次期社長ということで中学生の頃から経理とか手伝っている。

そのため会社のだいたいのことは理解しているつもり。
今は、前に私が出した案を会議で採用になったかどうかを聞いている。


「お前が出した案はいつも会社をいい方向にもっていってくれるから、すぐ採用されたよ。さっそく開発している途中なんだが桜の意見をきいてみようと思ってな」

と、言ってお父さんは私にまだ開発途中の香水といくつかの資料を渡した。

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