【短】勇気リンリンバレンタイン



「前谷、和樹に告白されてたの??
よかったじゃん。」



‘よかったじゃん’??

なにそれ。


「健ちゃん……」


声出すだけで、泣きそうになる。

健ちゃんから、そんな言葉聞きたくなかった。



「邪魔してごめんね。俺、行くわ。」




健ちゃんが見えなくなってから、和樹が口を開く。



「前谷。好きだ。
付き合ってくれない??」



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