【短】勇気リンリンバレンタイン
「た、健ちゃん!!
なんでっ……」
よく見れば健ちゃんの鼻は赤くなっていた。
「だって、前谷が言いたいことだけ言って逃げるんだもん。
俺、なにも言ってないよ??
ずるくない??」
「いや、確かにずるかったかも…
ってそうじゃなくてっ!!
あ~~とりあえず部屋入って!!!」
「お邪魔しまーす」
「いつからそこにいたのっ??」
だってすごい鼻が赤いんだもん。
かなりの時間外にいたんじゃない??
「ん~
5時ごろ??」
「ご、5時!?」