Call My Name
学校を退学して、俺はすぐに家を出た

親父の知り合いで、不動産業を営んでる人にお願いして、住処の提供をしてもらった

バイトもすぐに見つかった

9時ー5時の事務の仕事と、菅原の知り合いが経営してるとかいう『執事喫茶』のバイトだ

青族の奴らの指導をしていたら、菅原と再会し、仕事に困っているだろ? と無理やり夜の仕事を紹介された

まあ、いいけど

面白くて、執事のバイトもなかなか楽しい

昼間の仕事が事務っちゅうこともあって、俺は髪を黒に戻した

髪を黒くして、カラコンを外して…改めて鏡を見たら、俺の顔は高校んときの兄貴と同じツラをしてた

なんかウケた

俺って兄貴に似てるんだな、顔が、さ
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