そんなに見つめないで!
そして―
今は、クラス替えの発表。
下駄箱前に張り出されてある4つのクラスの中で自分の名前を探す。
1組…じゃなくて
2組…じゃなくて
3組……あっ!あった。
て…げっΣ
クラスが離れますようにとずっと祈っていたのに。
また、安藤晴香と同じクラス。
「唯、一緒じゃん!」
そう笑顔で私の腕を引っ張ってくる晴香に苦笑いを返しておく。
ていうか、その前に腕が…痛いから。
離してくれません?
なーんて言いたくても言えない。
この子の親が出てきたら、本当怖いからね。