Curvilinear.8

※『いきなりアクシデント』※





新学期が始まって３日が経ったこの日…アクシデントがおきた…
「やべっ遅刻じゃぁぁぁっ！！」
俺は急いで制服に着替え朝飯には手を付けずアパートから急いで出て行った…通学路に出るとそこには…
「よっ草沼っ！！」
「お前も遅刻かぁっ！？」
っと友也に矢野…慶太郎が前方を走っていた…俺も追いついて一緒に学校に向かった…
「誰だよ夜中の三時まで格ゲーやろうって言った奴ぁっ！？」
「おめーだろ慶太郎！！」
「すんません…」
っとは言えいいペースで俺達は走っていたのでこのままいけば遅刻を免れそうな勢いだった…





…が世の中そんなに甘くはなかった…
俺達４人が校門を抜けた時…本当のアクシデントが俺達４人に襲いかかっていたのだ…


ドンッと慶太郎は勢いを抑えきれず女の子と衝突…
「やべっ！？ご…ごめんっ！！」
キッと女の子は慶太郎を睨んで…まさに一閃…慶太郎を地面に叩きつけた…
「っ！？ちょっあんた何を…」
友也がグイッと女の子の肩を引っ張ったのだが女の子はブンッと友也の腕を払い地面に叩きつけた…
「このっ！！」
矢野はカッとなって女の子に向かって行ったのだがあっさり返り討ち…地面にまた叩き落とされた…
「へ？」
矢野を叩きつけた後、女の子はキッと俺を睨み瞬時に俺の懐に入ってきて一本背負い…なすがまま俺は地面に大の字に寝かされた…

「ふん…情けない…一からちゃんとそこに寝ている男に謝り方…教えてやるんだな」
「くっ……意味わかんねー…」
「連帯責任だ」
冷たく、低い声で俺は女の子に上から見下ろされながら言われた…
「理不尽だ」
「口答えするな下級生…朝から胸くそ悪ぃ…」

くるっと女の子は俺達に背を向けて学校へと入っていった…


俺達４人はただ呆然としていた…そして案の定俺達４人は遅刻といるレッテルをはらされたのであった…