Curvilinear.8
※『平凡な休日』※






日曜日…
俺は一人自分の部屋で寝ていた…まぁ当たり前なのだが…
11時がちょっと過ぎる頃…慶太郎がやってきた…俺は身支度をして二人…街へ向かった…
「矢野は?」
「今日駄目だって携帯に電話があったよ…まさか友也に続いて矢野まで…くっそぅ…」
「やっかむなよ慶太郎…いいじゃねぇか友達に彼女が出来たんだ…むしろ祝福しねぇと…」
「はっ…草沼はいいよなぁ~…フラグ立ってる女の子がいて…」
「あんなぁ…俺はただ助けただけでたまたま一緒に帰ったりしただけで…あっ」
やぶ蛇だった…

「なぁんだってぇ~…草沼ぁ…一緒に帰ったぁ~?」
「あっいや…だから偶然だってば…」
「着実進行中かい!!抜け目ねぇなぁおいっ!!」
「怒んなよ…全く…飯おごるから…」
「よし」



こいつこそ抜け目ねぇ野郎だな全く…
俺と慶太郎は簡単にハンバーガーショップで昼食し次はお決まりのゲーセンに入って行った…そこで二時間近く遊び時間を潰した…
ゲーセンから立ち去り十字路に差し掛かりそこで慶太郎は…
「悪ぃ草沼」
っと何かを思い出した慶太郎はそこで別れ…一人で自宅へと戻った…



っとまぁそれが今日1日の流れだった…明日は学校だし残りの時間はダラダラとくつろいでいるとインターホンがなった…
「おっ矢野?」
「よっ草沼相変わらずダラダラ過ごしてるか?お邪魔するぜ」
「どーぞどーぞ」

っといきなり矢野がやってきた…
「今日何か用事でもあったのか?」
「ん~…まぁちょっとな…落ち着いたら話すよ」
「?…そうかい…んで何して遊ぶ?」
「ちったぁ格ゲーから離れてクイズゲーしねぇか?」
「望む所よ」
っとゲーム機に電源を入れて俺達2人は画面を見ていた…
「なぁ草沼…お前…あの助けた女の子と付き合わねーのか?」
「おめーまで言うか?」
「言うさ…正直どうなんだ?」
「…だからわかんねーって…」
「ならその女の子が付き合いてぇって言えば付き合うのか?」
「…テンションに流されて付き合うかもな…」
「ったく…てめーも人任せな野郎だな…」
「うっ…」
「まぁ…そこがお前らしい所だしな…」
「何だよ急に…」
「さてな…」
「?」
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