Curvilinear.8
『保健室』
こうして俺達8人は集まった…
「今おそらくだがここ学校にいるのは俺達8人だけしかいない状態だ…」
っと矢野は口を開いた…
「根本的になんなんだあの『見えない壁』は?」
「まぁ焦るな慶太郎…幸い電気や水は使えるし『パソコン』だってある…ただし携帯を見る限りネットや通話ができない…」
「ネットが出来なきゃパソコンがあったって…」
「いや…調べてみないとわからないんだが…おそらくあの『見えない壁』に関するデータがあればこした事はないが…俺達が感じた事を記録する事はできる」
「なる程…そこから総合的に見て打開策をうつ…と言う訳か…」
「そう言う事だ…だからみんな何かを察したら俺に喋ってもらいたい…パソコンに記録するからな」
「おぉ」
「最新のパソコンは職員室にある…俺はとりあえず今の現状を記録してくる…慶太郎もパソコンに詳しいから俺のサポートにまわってくれ…」
「あぁ」
「それと…とりあえずみんな自己紹介を頼む…名前だけで充分だ」
「そうだな…これからみんな一緒に何とかしねーといけねぇからな…俺は『草沼清一』よろしく」
「俺は『本馬友也』よろしくな」
「次は俺の番…」
「『矢野隼』だ、よろしく」
「だぁっ~!!矢野ずりぃっ!!っと『大原慶太郎』っす!!よろしくぅっ!!」
「『木坂のぞみ』です、よろしくお願いしますって…何お願いするんだろ私…」
「『岩島さつき』です…迷惑にならぬ様頑張ります…」
「ひっ『飛田壬沙椰音』といいます、よっよろしくお願いします!!」



っと残す自己紹介はあの女先輩だけとなった…
「ふぅ………『小宮あすか』…よろしく…」
「よろしく、小宮先輩」
っと俺は気軽に声をかけた…がギロッと睨まれてしまった…
「気安く用もないのに声をかけるな…世間知らず…」
「なっ!?」
「二人共早速言い争いはやめてくれ…とりあえず以上だ…何かわかり次第『放送』で集合をかけるから…」
「あ…あぁ…」
っと矢野は慶太郎を連れて職員室へ向かっていった…
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