Curvilinear.8
空元気…委員長の雰囲気は手に取る様にわかった…
だが委員長の不安は痛いほどわかる…
こんな非現実的な『見えない壁』を本当に矢野が打開策をうってくれるのか?っと俺も不安になる…が信じなくてはいけない…今必死に策をねってるのだ…なら最良のサポートをしっかりしなければ…
俺はお粥を持って保健室に向かいノックして中へ入った…
「草沼先輩…」
「やっ岩島さん…どう?飛田壬ちゃんの具合は?」
「はい…ようやく熱も下がってきました…今はぐっすりと寝ています」
「そうか…お粥作ったんだけど…起こすの悪いからまた作り直すよ」
「ならそのお粥…私が食べます…勿体無いので…」
「助かるよ…飛田壬ちゃんが起きたら呼んでよ」
「はい…」
「さて…調理実習室に戻ろうかな俺は…」
「あの…」
「何?岩島さん?」
「………このお粥…美味しいです」
「…あんがと」
恐らく岩島さんも俺に『見えない壁』について聞こうとしたのだろう…やはり岩島さんも不安なのだ…
再び調理実習室に戻ると中では友也と委員長…そして慶太郎が俺の作った晩飯を食べていた…
「先に頂いてるぜ草沼」
「どうだ慶太郎?矢野の様子は?」
「今んとこはなんも変化なしさ…いや…ちょっと変なフォルダがあったな…」
「変なフォルダ?」
「あぁ、『鍵』かかってるフォルダでさ…暗証番号が恐らく数字の四桁だと思うんだが…」
「中にエッチな画像とかあったりしてな」
「いや…それがどうも違う様なんだ…」
「?」
「フォルダ名がなんか変な名前だったんだよ…ほらそういったフォルダってやましそうな名前つけるだろ?」
「『見るな』とか『回覧厳禁』とか?」
「そんな感じ…でもなんか変なんだよ…なんつぅか…威圧感があるフォルダなんだ…」
「威圧感?なんじゃそりゃぁ…」
だが委員長の不安は痛いほどわかる…
こんな非現実的な『見えない壁』を本当に矢野が打開策をうってくれるのか?っと俺も不安になる…が信じなくてはいけない…今必死に策をねってるのだ…なら最良のサポートをしっかりしなければ…
俺はお粥を持って保健室に向かいノックして中へ入った…
「草沼先輩…」
「やっ岩島さん…どう?飛田壬ちゃんの具合は?」
「はい…ようやく熱も下がってきました…今はぐっすりと寝ています」
「そうか…お粥作ったんだけど…起こすの悪いからまた作り直すよ」
「ならそのお粥…私が食べます…勿体無いので…」
「助かるよ…飛田壬ちゃんが起きたら呼んでよ」
「はい…」
「さて…調理実習室に戻ろうかな俺は…」
「あの…」
「何?岩島さん?」
「………このお粥…美味しいです」
「…あんがと」
恐らく岩島さんも俺に『見えない壁』について聞こうとしたのだろう…やはり岩島さんも不安なのだ…
再び調理実習室に戻ると中では友也と委員長…そして慶太郎が俺の作った晩飯を食べていた…
「先に頂いてるぜ草沼」
「どうだ慶太郎?矢野の様子は?」
「今んとこはなんも変化なしさ…いや…ちょっと変なフォルダがあったな…」
「変なフォルダ?」
「あぁ、『鍵』かかってるフォルダでさ…暗証番号が恐らく数字の四桁だと思うんだが…」
「中にエッチな画像とかあったりしてな」
「いや…それがどうも違う様なんだ…」
「?」
「フォルダ名がなんか変な名前だったんだよ…ほらそういったフォルダってやましそうな名前つけるだろ?」
「『見るな』とか『回覧厳禁』とか?」
「そんな感じ…でもなんか変なんだよ…なんつぅか…威圧感があるフォルダなんだ…」
「威圧感?なんじゃそりゃぁ…」