家出少女の1週間




「さて、家出少女、お前名前は?」



「あずさ」



「あずさね、俺は圭吾」


「……けいちゃん!」




「ヤメロ、圭吾でいい」



「けいちゃんがいい」




「………勝手にしろ」




私は満足してスパゲッティを食べ始めた






「お腹いっぱい」



「あずさ、お前何で家出なんてしてんだ?」



「………」



「言いたくなけりゃ良いけどよ」



「…………」



「家にはお前の気が済むまでいていい」



「けいちゃーん!」



私は叫んで飛び付いた



「なつくな」



取りあえず心の広いけいちゃんに「ありがとうございます」と頭を下げた




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