ケータイ小説ストーカー
プロローグ
ケータイ小説サイト――
夢と希望、成功と栄光の影に、嫉妬と憎悪、失敗と挫折がある。
スポットライトを浴びる作家はほんの一握りで、達観した別の目的を持つ者以外のその他大勢は、暗闇の中で執筆活動を続けるか、読者になる他はない。
インターネット上で公開し晒している以上、目立つ作家はあるリスクを無条件に背負う事になる。
ネットストーカー…
無意識の内にその活動をしている者もいれば、意図的に作家に張り付く者もいる。
他人事ではない。
ターゲットにされる瞬間は、今この時かも知れないのだから――
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