ケータイ小説ストーカー

どうしたものかと花音のプロフィールを眺めていた萌絵は、リンクの欄に、「ホームページをリニューアルしました!!」の文字を見付けた。

そして、迷う事なくリンクボタンを押した。


「うわあ~可愛い!!」

電車の中という事も忘れ、萌絵は思わず声を上げた。


ピンクを基調に、フリルを模したラインにハート型の各種アイコン。文字もただの活字ではなく、デコレートした手書き風。

自分も一応ホームページを持ってはいたが、こんなにまでキュートに仕上がってはいない。

才能がある人は、何をやっても違うんだ。と、萌絵の花音に対する思いは益々強くなっていった。


どうしよう…
ここに感想掲示板とかあるけど、私なんかが書き込んでも良いの?

単に掲示板に来訪を告げる書き込みをするだけの行為すら、萌絵は激しく動揺してなかなか思い切れなかった。


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