ケータイ小説ストーカー
頻繁にホームページにアクセスして、感想掲示板のチェック。
ケータイ小説文庫にアクセスして花音の感想ノートをチェック、他の人がどんな感想やレビューを残しているのか確認する。
花音のホームページの訪問者数は1日200人を超えていたが、その7割以上は萌絵の訪問だった。
もっと近付きたい。
もっと大切にされたい。
自分が1番になりたい。
萌絵の思いは強くなる一方で、花音のファンの中で中心人物になろうと、ついには花音ファンサイトまで開設した。
花音の感想ノートに書き込んだ読者を中心に、その人の感想ノートやホームページを訪問し、勧誘活動を展開して参加者を増やした。
更に、ケータイ小説文庫の感想速報を全てチェックし、花音を貶める様なコメントがあれば、萌絵自らが乗り込んで徹底的に論争した。
初めて感想を残した日から1週間で、萌絵は自他共に認める、花音ファンNo.1の座に着いた。
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