ケータイ小説ストーカー

花音ファン応援サイトのメンバーは常駐が10名余り、時々訪問する者が30名前後と、短期間に大所帯となっていた。

その中で、当然萌絵の影響力は大きく、臨時報告掲示板には次々と花音の誹謗中傷をしていた人物の名前が挙げられた。

中には、どさくさに紛れ自分と敵対する作家名を書き込んだ人物もいたが、既にそれを追及する者はいなかった。


萌絵は報告掲示板に挙げられた作家のホームページやブログに乗り込み、花音に対する誹謗中傷をした事に関して追及し、花音のホームページに嫌がらせをしていないか徹底的に食い付いた。

ケータイ小説文庫の感想ノートで騒げば問題になるが、外で叩く事に関しては誰も関知しない。


最近の作家はほぼ100%の確率でホームページ、若しくはブログを開設している為、萌絵の行動は容易だった。

しかも萌絵に賛同し、同様に活動する者も10人前後は存在し、数の上からも狙った相手に負ける事は無かった。


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