ケータイ小説ストーカー

しかし、ここで奇跡的にツクシを擁護する書き込みが追加される。

ツクシが内心敵対し続けている栞だ。栞は擁護するつもりは全く無かったが、結果的に花音の決意を揺さぶる。


＞
花音、私もそう思う。
ここで退会したら、不条理な奴等に負けた事になる。

サイトの人達も、３ちゃんねるやBBSに書かれた事が本当だと思ってしまうでしょ。ツラいとは思うけど、私達が応援するから、もう少し頑張ろう？


「おおっ!!」

栞の書き込みを目にしたツクシは、思わず声を上げた。そして、すかさず書き込んだ。


＞
栞さんの言う通りです。
ここで戦っておかないと、他のサイトに移籍しても、またがって活動している人もいますから噂は流れますよ。

頑張りましょう!!



＞
分かった。
もう少し頑張るよ。

花音の返事に、ツクシはホッと胸を撫で下ろした。


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