ケータイ小説ストーカー


花音さん、花音さんを苦しめている人達を私が何とかします。

私は背負っているものは無いですし、 奴等と戦いますよ。任せておいて下さい。


ツクシは、着地点を探り始めていた。

花音の精神状態を考えると、余り長引かせる訳にはいかなかった。衝動的に退会してしまう危険性があるからだ。



ツクシ、気持ちはありがたいけど、そんな事をしたらツクシが攻撃を受けるんじゃない?

良いよ、私が我慢すれば良いだけだから。



大丈夫。
まあ、見ていて下さい!!


ツクシはそう書き込むと、それ以降故意に書き込みを止めた。その方が、印象に残ると考えたからだ。

ツクシが戦う相手は自分自身。リスクは無い。


ツクシがエンディングに向けて動き出した時、花音はツクシに対する信頼をより一層強くしていた。

その思いは、リアルの親友や栞に対してよりも、強くなっていた。


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