ケータイ小説ストーカー
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あのねツクシ、もう書籍化は望めなくなったけど、「もう二度と会えない」は思い入れのある作品なの。
この作品を、本制作機能で文庫本にしようと思うんだけど、それを今回のお礼として貰って欲しいんだけど?
花音は安心して活動出来る様になった礼にと、ツクシに文庫本にした自作をプレゼントしたいと雑談掲示板に書き込んだ。
それを見たツクシは、待ちに待った状況に満面の笑みを浮かべてガッツポーズをした。
その文面からは、自分に対する花音の信頼が滲み出ていたからだ。
コレナライケル――
ツクシは、いよいよ総仕上げに着手した。
勝ち取った信頼を悪用し、花音を失意のドン底に落とし、二度と這い上がれない様にする事。
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花音さんて、どこに住んでいるんですか?
もし近ければ、最寄り駅とかまで受け取りに行きますけど。
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