きらきら。
「あ、あははっ!
…はぁ、はぁ、ふぅ…。
ごめんなさい。」
笑いが止んだのと同時に頭を下げたら男の人は困ったように眉を下げて笑った。
「いやいいよ。
大丈夫だった?」
「はい、助かりました!」
ぶつかって、助けてくれた男の人は…美形だった。
少しウェーブのかかった肩まである茶色の髪、綺麗な一重の大きな瞳、長い睫毛、通った鼻筋、形の良い唇。
背も高くて体型もひょろいわけでもなく筋肉もちゃんとついてた。
抱き締めれた時にわかった!←
「あの…三組?」
男の人は首を傾げて私を見た。
私はハッとして答えた。
「あ、はい、はじめまして!
私、水野 光です。」
私が慌ててそういうと、男の人はクスリと上品に笑った。
「僕は惠 亜綺羅。
君の後ろだよ。」
惠 亜綺羅―――……!!!
発見!
惠 亜綺羅発見したよ花乃ー!
そうだ、考えてみたら名前順なんだから当たり前か。