きらきら。
「はーい、通して下さい!
今はhikariも混乱していますので、事務所を通してまた!」
魁が横から助けてくれてなんとか事務所に入れた。
凄い人と、カメラの数だった…。
「ふぅ…。
事務所も大混乱だな。」
エレベーターで二階に上がると、たくさんの電話の鳴る音。
全てが私の桜-TOP-に関しての質問らしい。
「社長のトコ行くぞ。」
「しっ、社長!?」
魁は電話を必死にとっている人に一言かけてまたエレベーターに入った。
押したのは、最上階。
チンッとエレベーターがなって魁が私を先に下ろす。
「あの部屋。」
「うん…。」
社長さんに会うのは二度目。
スカウトされて、一度挨拶しただけなんだよね。
実は、苦手。
「そんな顔すんな、笑顔。」
「っ!」
むにゅっと両頬を引っ張られる。
「いけるな?」
「…はんはりまひゅ!」