きらきら。

「はーい、通して下さい!
今はhikariも混乱していますので、事務所を通してまた!」

魁が横から助けてくれてなんとか事務所に入れた。
凄い人と、カメラの数だった…。


「ふぅ…。
事務所も大混乱だな。」

エレベーターで二階に上がると、たくさんの電話の鳴る音。
全てが私の桜-TOP-に関しての質問らしい。


「社長のトコ行くぞ。」

「しっ、社長!?」

魁は電話を必死にとっている人に一言かけてまたエレベーターに入った。
押したのは、最上階。
チンッとエレベーターがなって魁が私を先に下ろす。


「あの部屋。」

「うん…。」

社長さんに会うのは二度目。
スカウトされて、一度挨拶しただけなんだよね。
実は、苦手。


「そんな顔すんな、笑顔。」

「っ!」

むにゅっと両頬を引っ張られる。

「いけるな?」

「…はんはりまひゅ!」

 
 
< 114 / 127 >

この作品をシェア

pagetop