きらきら。
少し痛い頬を擦って部屋の扉の前に立つ。
コンコン
「社長、魁とhikariです。」
「おぉ、入れ。」
社長の声が聞こえて中に入る。
「失礼します。」
頭を下げてニコッと笑うと大きなソファーに座っている若い若い社長さんが飛んできた。
「久しぶりだな、hikari!
今回もよくやった!」
「有難うございます。
でも、私何が何だか…」
「あぁ、そうだったな。
順を追って説明するから、まぁ座れ。」
社長に言われた通りふかふかソファーに魁と座ると社長はその前のソファーにドカッと座った。
この社長さんは大学を卒業したばかり。
父親の小さな会社を乗っ取って…じゃない、引き継いで、自分の力で大きくした意外と凄い人。
自分の能力を使いきれていない人を拾って社員として大きくしたり、モデルとして大きく育てようという、【見極める】能力に優れている人で、魁もぶらぶらとホストをしてたけど拾われたらしい。