きらきら。

にこりと王子様のように微笑む亜綺羅くんの姿はまさに

「きらきら…!」

バッと亜綺羅くんの手を握った。
驚く亜綺羅くんなんて気にならなかった。
名前だけじゃなくて顔も、性格もきらきら…!


「凄い、きらきらだよ亜綺羅くん…!」

亜綺羅くんの顔を見上げて言う私。
亜綺羅くんは混乱しているみたいで首を傾げて聞いてきた。


「き、きらきらって?」

「私の宝物!」

「??」

私がそういえば亜綺羅くんは何が何だかわからない。と言うふうに頭の上に?を飛ばす。


「私ね、きらきらが大好きなの!
亜綺羅くんはきらきらだよ!
笑った顔とか、きらきら!」

私がそう熱弁すれば亜綺羅くんは頬を朱に染めた。

「僕が…き、きらきら…?」

首を傾げた亜綺羅くん。

「そう、きらきら!」

にっこり笑えば耳まで真っ赤になった。


………手、握ってるし暑いかな?

 
 


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