きらきら。


「お母さんおはよ!」

「おはよう。
制服似合うじゃない!」

「でしょー?」

スカートを少し摘んでくるくると回ってみせる。
お母さんは楽しげに笑った後、早く座りなさい、と私をテーブルに座らせた。


「ほら、今日は豪華でしょ!」

「わっ、本当だ!」

今日の朝ご飯は純和風!
私は和食が好きだけど、いつもは私より二つ下の弟が洋食好きなせいで和食ではない。

感謝しながら味わうように温かいお味噌汁を少し啜る。


「うまぁい!」

私が笑顔で言うとお母さんは得意げに笑った。


「あ、今日は和食じゃん。」

「あ、和輝おはよう!」

二回から降りてきたのは弟の和輝、中2!


「姉貴の入学式だっけ?
最悪。」

ぶつぶつと文句を言いながらテーブルにつき食事を始める和輝。
黙ってたら私に似て格好良いのに…!(←)


 
 



< 2 / 127 >

この作品をシェア

pagetop