きらきら。
「お母さんおはよ!」
「おはよう。
制服似合うじゃない!」
「でしょー?」
スカートを少し摘んでくるくると回ってみせる。
お母さんは楽しげに笑った後、早く座りなさい、と私をテーブルに座らせた。
「ほら、今日は豪華でしょ!」
「わっ、本当だ!」
今日の朝ご飯は純和風!
私は和食が好きだけど、いつもは私より二つ下の弟が洋食好きなせいで和食ではない。
感謝しながら味わうように温かいお味噌汁を少し啜る。
「うまぁい!」
私が笑顔で言うとお母さんは得意げに笑った。
「あ、今日は和食じゃん。」
「あ、和輝おはよう!」
二回から降りてきたのは弟の和輝、中2!
「姉貴の入学式だっけ?
最悪。」
ぶつぶつと文句を言いながらテーブルにつき食事を始める和輝。
黙ってたら私に似て格好良いのに…!(←)