きらきら。

「どどど、どうしよう!
馴れ馴れしく呼んじゃった!
次からは止めた方が良いかなぁ…!?」

あわあわと混乱していたら花乃が頭に手をぽんっと乗せてきた。

「いや、光だから許したんだよ。
普通だったら無視するもん。」

「無視!?」

そんなに下の名前で呼ばれるのが嫌いなの!?


「知らない人にまで呼ばれるから嫌みたいよ?
惠くんって格好良いからこっちが知らなくてもあっちは知ってる、みたいなのが多いみたい。」

あぁ、そっかぁ…
私もそういう事あるけど読モだからであって、亜綺羅くんはそういうの嫌ってるのかも…。

「悪い事したかな…。」

しゅん と眉が下がる。
花乃は子犬みた〜い!と意味不明な事を叫んで私を抱き締めた。


「惠くんが良いって言ってるんだから良いんだって!
止めろって言われたらその時に止めれば良い話じゃん!」

 
 

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