きらきら。
「へぇ!忠実(マメ)だねぇ…」
感心したように私を見る花乃。
「一緒に撮ろうよ!」
私がそういえば嬉しそうに笑って先生の所に走っていった。
そして先生の腕をつかんで引っ張ってきた。
「先生、撮ってよ!」
「はいはい。
モデルさんを撮れるなんて光栄なこった!」
私の頭をぽんぽんと撫でて手の中のカメラを取った先生。
「今はモデルのhikariじゃないよ!
ただの先生の生徒!」
ベッ と舌を出せば先生は悪い悪い、と頭を掻いた。
花乃と目を合わせて笑ったら花乃が肩を組んできた。
私も花乃の肩に手を回してピース
「はい、チーズ!」
先生の合図でパシャッとカメラがなる。
撮ったのをカメラの画面で確認したら教室の後ろの窓からは満開の桜。
ピンクのきらきら世界に二人がいるみたいだった。
「笑顔もきらきらだな!」
先生がからかうように笑いながら言って私の頭を撫でる。
「うん!」
私は嬉しくて満面の笑みだった。
パシャッ
「………え?」
「禁断の恋だ!」
「………花乃ぉ〜!!!」