きらきら。

きゃーっと逃げる花乃を追い掛ける。
机を挟んでくるくると回る。

「しーつーこーいー!」

「こっ、恋とか言うからだよ!」

少し禁断の恋…?と想像してしまったじゃないか!
くるくると回っていたら

ガコッ
「キャッ!」

教室の入り口のすぐ前の机に足を引っ掛けてしまって転んだ…はずだった。

暖かく柔らかい感触に堅く閉じていた目を開ける。


「………きゃあっ!」

「………」

ぶっ、舞台のきらきら…!
が、私の下敷きになっていた。
…暫く動けずに見つめ合っていたらめんどくさそうに顔を歪めていた舞台のきらきら。
近くで見たら予想以上に美形…
きめ細かい肌、予想以上にしっかりついた筋肉。


「きらきらだぁ…」

「?」

気が付けばそう呟いていた。

すると肘の部分を後ろから乱暴に引っ張られた。

「わっ!?」

 
 
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