きらきら。
「文句言うぐらいだったら私に頂戴!」
さっと沢庵に箸を伸ばすとペシッと手を叩かれた。
「下品。」
「ムカつく〜!」
私と和輝のやりとりにお母さんは笑う。
私にとっては笑い事じゃないよ!
そうこうしているとお父さんも出て来た。
「あれ、朝風呂?」
魚を口に含みながらお父さんに聞く。
お父さんの髪は濡れていて服は久しぶりに見るスーツ。
「当たり前だろ!
家族の一大事だぞ!?
綺麗にしていかないと…」
「主役は父さんじゃないぞ。」
すかさず和輝がお父さんを正論で切る。
お父さんはそうだがなぁ!?と反論しようとしたがお母さんに宥められてテーブルについた。
「やっぱ賑やかだねぇ。」
しみじみ言うと予想通り
「ばばぁ。」と和輝
「………やっぱムカつく!」
「「どーどーどー!」」