きらきら。
「裏きらだ!
裏きらに追加してやるぅぅう!」
キィイッと手をバタバタさせる。
…だってやるせないんだもん。
「裏きらって?」
花乃が可愛らしく首を傾げる。
「裏きらは…見た目だけのきらきらの事。
中身は私を裏切ったの!
昔もよ、可愛い猫を見つけてね?
ミルクをあげたり優しくしたのに私の顔を引っ掻いて高い高いキャットフードだけ持って帰ったの!
モデルの仕事の前だったのに!
それからその猫は裏きらの仲間入りしてるの!
その時以来会ってないけどね!」
むきゃーっと怒っていると肩に手が置かれた。
「…それは大人気ないよ。」
「嘘だぁ!」
ガーンとショックを受けていたら
「光ちゃん!」
「むぶっ!」
呼ばれたので振り返ったらハンカチで口を豪快に拭かれた。