きらきら。
「まったくー。
花乃ってば軽いんだから!」
むにゅっと頬を摘む。
「らってぇ〜…(だってぇ〜)」
「だってじゃないよぉ!」
むにゅむにゅと頬を両手で挟んで動かす。
「…ぷっ!おちょぼ口ー!」
「…ってこらぁ!」
花乃は可愛いなぁ。
彼氏とかいるのかな?
ここは人が多いからまた聞きたいなぁ…。
なんて思ってたら花乃が思い出したように声を上げた。
「惠くんもきらきらなんでしょ?
写真撮ったら!?」
「え?」
驚く亜綺羅くん。
花乃、ナイスアイデアー!
私は花乃からカメラを貰って亜綺羅くんに近寄った。
「ね、良い?
あ、悪用したりしないよ!?
きらきらノートに貼りたいの!」
私がそういうと亜綺羅くんは困惑したような顔を優しい笑顔にかえた。
「…今の光ちゃん、凄くきらきらしてるよ?」
「ぅえっ!?」
ボッと頬が熱くなる。
き、きらきら…憧れのきらきらに、見えるようになったのかな…
そんな事を思うと頬が緩んでしまってニヤニヤしてしまった。
「クスクス…」
「光、にやけてるー!」